CE3000CF

 ブランド名  Cat’s Eyes
 製造元    東海楽器製造(株)
 製造年    1981年
 販売価格   定価300,000円


 今現在、一番最近に購入したギターです。

 浜松の東海楽器が製造した、当時の最高級ギターです。
それまでは、CE2500がMartin Old D45モデルとして
最高級モデルだったのですが、現行モデルのコピーモデル
として発売されたのが、「CFシリーズ」だったのです。!

 その最上位機種です!
 ペグ・ヘッドは、「トーチ・インレイ」です。
 「トーチ」とは、「松明(たいまつ)」を、あらわしているのです。
 古い時代のMartin Guitar には、良く使われたインレイ(埋め込み
 飾り)なのですが、現行モデルには縦に「Martin」と入るのです・・・

  が・・・縦に「Cat’s Eyes」とか「Tokai」と入れたのでは・・・

   「それは、あまりにもダサイやろ?」・・・

  と、言う事で「トーチ・インレイ」になった様に覚えております?
 裏板の材料は・・・ブラジリアン・ローズウッド(ハカランダ)
 もしくは、インディアン・ローズウッド? どちらか、良く解り
 ません? カタログには、「ハカランダorローズ」と表記して
 いましたが・・・その当時の東海楽器の製造状況から考える
 と、「ハカランダなんか使える状況やったか?」とも思えるし
 (事実、それまでハカランダを使っていたCE2500も、ローズ
 になっていたし?)・・・でも、最高機種なので、残っていた
 ハカランダをカタログ・モデル的に使った事も考えられるし・・
 どちらか本当に解りません?どちらとも言える木目なのです
 サイド材を見ると、インディアン・ローズにも見えるのですが?
 この当時の東海楽器が使っていたインディアン・ローズは、
 この様な木目の物は、あまり見かけなかったのです。
 D45の完全コピーモデルですので、ボディー周囲
 には、びっしりと「アバロン(アワビ)」のインレイが
 入っています。
  ネック周りにも、しっかりとアバロンのインレイが
 入っているのですが、この当時のCat's Eyesの
 「お決まり」である、「塗料の白濁」が全面的に出て
 いるので、あまり綺麗ではありません。

 いつか「ラッカー塗装」へ、塗り直す予定です。
 塗り直せば、「キラッ、キラッ」に輝くはずです!
 ペグ(糸巻き)は、グローバーのゴールドです。
 指板のポジションマーク・インレイは、D45コピー
 らしく、「ヘキサゴン」インレイです。

 CE2500の方で、Old D45の「スノーフレクス」を
 使っていたので、差別化のために、こちらは現行
 モデルと同じの「ヘキサゴン」タイプにしたのでしょう?
 ネック・ブロックは、しっかりとMartin同様に
 「角型」です。
 ブリッジ・ピンにも、勿論アバロンのインレイが
 入っています。
 裏板のセンター部分は、D45タイプ独特の細かい
 寄木細工です。

 この裏板の木目は、ハカランダの様に見えるのですが?
 表板は、おそらく「エゾ松」だと思われます。

 1980年当時は、国産メーカーは最上位機種には「エゾ松」を
 使っている所が多いのです。何故だか良く解りません?

 
 このギターを購入した時に、非常に嬉しかったのは、
 当時の東海楽器製のオリジナルケースが付いて
 来た事です。

 Old Martinの、コピーケースなのです。

 これの一つ下のクラスのケースは持っていたのです
 が、このケースを探していたのです。

 このケースの値段だけで、安いギターなら買えます?

  購入当初は、「投資」目的の転売用として購入したのですが?

  弾いてみると・・・さすがに最上位機種です!

  ま〜鳴る事!!!CE1500も非常に大きな音で良く鳴るのですが、このギターは鳴り方が違って・・・
 CE1500は、MartinのD28の様に全体的にガンガン鳴るタイプなのですが、CE3000CFは前へ前と
 シッカリ鳴るタイプで、本当にMartinのD45にそっくりです!

  ブルーグラスには、CE1500の方が良いのですが、その他の音楽にはCE3000CFの方が良さそうです。

   今しばらくは、手放す気にはなれそうもありません!!!

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